タケモトピアノのCM放送が多い理由は？広告出稿数減が原因か

関西ローカルで放送している「タケモトピアノ」のCM。

2020年６月８日の夜に同じ放送局で10回くらい流れたと、話題になっていました。

タケモトピアノのCMが大量放送すると「広告出稿数が減少している＝景気が悪い」という噂があるようですが、その真相や理由は本当なのでしょうか？

タケモトピアノCMが突如大量に流れる
タケモトピアノのCM放送が多い理由は？
1. タケモトピアノのCMは「フリースポット契約」
2. タケモトピアノのCM放送が多いのはサブスクも関係している？
まとめ

タケモトピアノCMが突如大量に流れる

関西の放送局（ABC＝朝日放送）で、６月８日に放送していた「帰れマンデー見っけ隊!! 3時間スペシャル」の放送後、報道ステーションが始まるまでの15分ほどの間に、これでもか！というくらいタケモトピアノのCMが何回も放送されたということ。

テレビが壊れたと思うほどのタケモトピアノCMの追撃。。。

僕はそこまで連続のタケモトピアノCMは見たことありませんが、ここも関西の放送局が見られる地域なので、このCMは有名で何度も見たことがあります。

タケモトピアノのCM放送が多い理由は？

タケモトピアノのCMが何度も大量に放送される理由を調べてみると、こんなツイート意見が見つかりました。

タケモトピアノのCMが近畿地方でトレンド入りしてるが、要するに景気が悪いって事だよ。タケモトピアノは困った時にスポットを付き合ってくれる会社。つまり公共広告機構ACのCMとタケモトピアノのCMが増える＝企業の広告出稿が減ってるって事。 #新型コロナウィルス
— 時計じかけのミカン (@mkn_inv) June 8, 2020

タケモトピアノのCM放送が多いということは、企業の広告出稿数が減少しているため、だという意見。

つまりは、他の企業がCMを流さないために、その枠にタケモトピアノのCMが流れることで何度も同じCMが放送されるという結果になったという理由です。

先程のツイートにも書いてありましたが、公共広告機構（AC）のCMもまさにそうですよね。

東日本大震災で、各企業がCM自粛している時に、ACの「ポポぽぽーん」のCMが大量に流れたのを憶えている方も多いはず。

タケモトピアノのCMも公共広告機構のCMと同列ということなんですが、その理由は一体なになのか？

タケモトピアノのCMは「フリースポット契約」

タケモトピアノのCMは、「フリースポット広告(契約)」という契約の広告です。

フリースポット契約とは

時間枠をさだめずに、一定期間内に指定した本数を放送する。放送する時間帯は放送局側が自由に選べる。要は「うめぐさ」的広告。放送単価が破格値で済む。また、CM枠が空いてしまった時にはフリースポット契約の広告が挿入される。投入実績を元に広告料が後払いで支払われるという、特殊なパターン。
フリースポット契約を結ぶには厳しい条件(支払い能力をしっかりと持っている、放送局と長期契約を結んでいる安心できる企業)が求められる。
引用：ガベージニュース
http://www.garbagenews.net/archives/1021104.html

タケモトピアノのCMは、フリースポット契約のため、他CMの枠が空いた場合にはそこに挿入されるというもの。

タケモトピアノ以外にも、興和（キャベジンやバンテリンなど）、ハウス食品も「フリースポット契約」のため、深夜番組を見ていると、キャベジンとかバンテリン、ハウスのCMを連続で見ることがよくあると思います。

今回のタケモトピアノCMの大量放送は関西ローカルだったということで、そのような結果になったという理由ですね。

これらフリースポット契約の広告出稿「量」が結果として多い場合、それだけ他の広告が発注されておらず、スポンサーがついていないことを意味する。つまり「テレビ広告不況状態にある」しいては景気全体が後退局面にあるということだ。言い換えれば「フリースポット契約の広告量は、(テレビCMの)不景気度と連動する」となる。
引用：ガベージニュース
http://www.garbagenews.net/archives/1021104.html

ガベージニュースに記載の通り、フリースポット契約のCMが多ければ多いほど、その枠にスポンサーがついていない、つまりは景気が悪いということなんです。