天下一品の首都圏閉店ラッシュの理由!高原価でFC判断の撤退が原因?

首都圏で愛されたラーメンチェーン「天下一品」の店舗が、2025年6月末をもって大量に閉店するというニュースが話題になっています。

2024年にも同様の閉店ラッシュがありましたが、今回も似たような流れが見えてきました。

なぜこれほどまでに首都圏の天下一品が一斉に姿を消すのか?背景にはフランチャイズ運営の事情や高原価体質、そして時代に合わない運営スタイルが見え隠れしています。

この記事では、天下一品の首都圏閉店ラッシュの理由を徹底的に深掘りしていきます!

天下一品の首都圏店舗が閉店ラッシュ

2025年6月末をもって、東京都・神奈川県・埼玉県の天下一品の店舗が10店舗以上閉店すると報じられました。

なんと首都圏にある店舗のうち、約3割が一気に姿を消すというのだから、天一ファンには大打撃ですよね。

この閉店ラッシュは2024年にも起きていて、都内を中心に多くの店舗がひっそりと店じまいしました。

そのたびにSNSでは「#天一ロス」「#天一閉店」といったハッシュタグがトレンド入りし、学生時代の思い出とともに惜しむ声があふれていました。

ファンの熱量は高いのに、なぜ閉店が続いてしまうのでしょうか?

天下一品の首都圏店舗が閉店ラッシュの理由とは?

では、本題の「なぜ?」に切り込みましょう。

今回の閉店劇、表向きの発表では理由が明かされていません。

しかし、いくつかのポイントを分析すると、見えてくるのは「フランチャイズ運営会社の判断による撤退」や「採算が取れなくなった店舗の整理」といった現実的な理由です。

背景を順に見ていきましょう。

特定フランチャイズ運営会社による一括閉店の可能性

今回の閉店に共通しているのが、対象となる店舗のほとんどがフランチャイズ運営であるという点です。

つまり、天下一品の本部である天一食品商事株式会社が直接運営している店舗ではなく、別の企業が看板を借りて経営しているパターンですね。

2024年にも同様に、特定のフランチャイズ企業が運営する都内の店舗が一括で閉店しており、今回もそれとよく似た動きが見られます。

本部の経営不振ではなく、フランチャイズ側のビジネス判断による撤退という可能性が濃厚です。

フランチャイズ契約には契約更新や採算ラインの見直しが定期的に発生するため、まとめて撤退することは実際よくある話なのです。

フランチャイズ運営の採算問題?

天下一品のラーメンは「こってり」一択!とまで言われる独特なスープがウリです。

ただ、このスープ、実はめちゃくちゃ原価が高いことで知られています。

2025年現在、こってりラーメン並盛の価格はなんと940円。

他チェーンのラーメンと比べるとやや割高な印象を持つ方も多いはずです。

そこに加えて、都内を中心とした家賃や人件費の高騰、さらに材料費の上昇が重なれば、フランチャイズ運営側からすれば採算がどんどん厳しくなってきます。

特にコロナ禍以降は夜間営業の制限や外食控えの傾向も続き、売上が戻らない店舗では「もうやっていけない」という判断があってもおかしくありません。

高原価体質と市場環境の悪化がダブルパンチになっているのが現実ですね。

FCによる店舗ごとの味にばらつき?

SNSでは「最近の天一、なんか味が薄くなった」「麺が短くて食べごたえがない」といった不満の声もちらほら。

実はこれ、店舗ごとに調理方法や素材の管理がバラバラな場合があるフランチャイズ運営では、わりとよくある現象なんです。

特に忙しい都市部の店舗では、仕込みを簡略化したり、スープの希釈を変えたりして、品質が落ちてしまっている可能性もあります。

味に敏感なリピーターが「いつもと違う」と感じて離れてしまえば、さらに売上が落ち込んでしまうという悪循環が生まれますね。

本部がいくら頑張っても、フランチャイズでブレが出ればブランド全体の信頼も揺らいでしまいます。

味のブレって、意外と経営に大きな影響を与えるんですよ。

時代に合わない運営体制が原因?

さらに見逃せないのが、天下一品の「古き良き運営体制」が、時代に取り残されつつあるという点です。

・現金決済オンリーの店舗が多い
・深夜営業スタイルが多く、夜型生活に依存
・店舗の設備や接客が古臭く感じる人も多い

こうした「昭和感」あふれる運営方針は、かつては味があって愛された要素でした。

でも令和の今となっては、「なんでカード使えないの?」「店内Wi-Fiないの?」といった不便さにストレスを感じる人も増えています。

天一ファンの高齢化や、若年層のラーメン嗜好の変化も影響しており、時代にフィットした変化が求められているのは間違いなさそうです。

まとめ|根強い天一ファンが愛する店舗作りを!

天下一品の首都圏閉店ラッシュは、一見するとショックなニュースですが、冷静に見れば「経営判断としては当然」という面もあります。

フランチャイズ運営の採算問題、時代に合わない運営体制、品質のバラつき…さまざまな要素が絡み合っての結果です。

でも一方で、SNSを見れば「学生時代に通ってた味が消えるのが悲しい」「天一がないと困る」という根強いファンの声が本当に多いんですよね。

この“愛され力”って、どんなブランドにとっても宝物だと思います。

これからも、味とサービスを進化させながら、愛され続ける天下一品であってほしい。

ラーメン好きの一人として、そう願わずにはいられませんね。

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